長尾製靴所は、平成12年12月に福井市文化会館裏のアパートの一室で創業しました。当時、福井に足の不自由な人の靴を専門に作る企業がなく、じゃあ自分がと思い、作り始めました。
平成7年に京都から福井の義肢装具製作会社に就職し、主に小児用装具の製作を担当、特に下肢装具をたくさん作らせていただきました。社長や先輩から足の事はもちろん、ミシンの使い方や革の扱い方・機械や工具の使用方法など色々な事を教わり、それが今の靴作りの原点になっています。平成16年に円満退社をして、アパートの部屋での靴作りから7坪の工房を借りての靴一本の生活が始まりました。
"足の不自由な人の靴もオシャレにカッコ良く"をモットーに、木型(足型)から完成仕上がりまで全て自社で手作りにて製作しています。
現在のお店には平成18年の1月に移ってきました。同年6月からは、オーダー靴製作の技術を生かして一般の靴修理も始めました。また、靴の改造も行っており、ヒモ靴をマジックベルトに変更したり、脚の長さ違いの左右高さ調整、足関節の負担を軽くする靴底の加工など様々なご要望に対応しております。
また当店は長靴の加工にも力を入れております。装具の上から長靴を履きたい、足首の動きが悪くて長靴が履けない、義足でも履きやすい長靴、長靴を足にフィットさせたい。あらゆる長靴の悩み、ご相談ください。
年に数回、靴の学会や勉強会・講習会に参加して最新の情報や技術も取り入れながら、常に進化し続ける靴屋でありたいと思っております。靴でお困りになられている人がいれば、ぜひお気軽にご相談、ご来店ください。
西武福井店でも靴の修理を行っております。